コラム64 ~色っぽい話
選挙が終わり、当選者への恒例の儀式「薔薇つけ」が行われました。
今回は、「真っ赤な」薔薇ではなく、「ピンク」の薔薇でした。私の知る限り、全てのテレビ局で、「ピンクのバラ」と言っていました。
英語のpinkは、元来ナデシコの意であり、「ももいろ(桃色)」の他に「撫子色(なでしこいろ)」とも言われます。(JIS規格等で厳密には、「桃色」と「ピンク」は違う色ですが、細かいことはいいでしょう。)
私たちが、色(の種類)を覚えた(教わった)のは、何歳ぐらいだったでしょうか。
幼稚園?その前後の「お絵描き」している頃でしょうか?
あまりに昔で、もちろん覚えていませんが、「お絵描き」に使った「クレヨン」か、「折り紙」で色を覚えたように思います。
クレヨンでは、今も「ももいろ(桃色)」と表記されていますが、いつぐらいから、「ピンク」が主流になったのでしょうか。
昔は、「ピンク」なんて色(言葉)は、ありませんでした。
「ももいろクローバーZ」、「桃色吐息」偉い!
ちなみに、昔あった「はだいろ(肌色)」は、「差別的」との指摘を受け、平成11年頃よりクレヨン業界では、無くなりました。
クレヨンのシェア70%の『サクラクレパス』、『トンボ鉛筆』では、「うすだいだい(うす橙)」、『ぺんてる』では「ペールオレンジ」となっているそうです。うーん、時代は変わった(´;ω;`)ウゥゥ
優しくふんわりとしたイメージのあるピンク。ピンク色には女性ホルモンの分泌を促す効果があると言われ、年代を問わず多くの女性に愛されています。
そこで、【ピンクといったら何?ランキング】(全てのジャンル)
1位「サクラ」、2位「桃」、3位「ハート」、4位「カービィ」、5位「フラミンゴ」、6位「ブタ」、7位「バラ」、8位「いちごミルク」、9位「すあま」、10位「リボン」でした。
ちなみに、私の中では、
1位:ピンクレディー
ピンクレディーは、1970年代後半から1980年代初頭にかけて活躍したアイドルです(ミーとケイの2人組)。当時の子供たちは、振り付けを熱心に覚えて真似をしたものでした。
ちなみに、サザンオールスターズのビデュー曲「勝手にシンドバッド」は、当時流行っていた、沢田研二の「勝手にしやがれ」とピンクレディーの「渚のシンドバッド」を掛け合わせたものです。
昔、世のおばちゃんたちは、「ミーちゃんとハーちゃんの2人組」と思っていた、という笑い話もありました。
(ちなみに、「ミーハー」は、実はやっぱり「みいちゃんはあちゃん」の略「みいはあ」に由来するそうです。
昭和初期、女の子の名前の頭文字に「み」や「は」が多かった(「みよ」や「はな」など)ことから、「みいちゃんはあちゃん」は流行語となり、「ミーハー」が生まれたそうです。)
2位:ピンク映画(成人映画)
日本では「ピンク」は、恋愛や性的なイメージと結びつけられることが多いです。
セクシャルな意味合いがある色は国によって違いがあり、成人映画のことを日本ではピンク映画と言いますが、英語圏では青色(ブルー)フィルムです。(ちなみに、中国では黄色、スペインでは緑色が、エロい色と言われています。)
3位:「ピンドン」
フランスのシャンパン「ドン・ペリニヨン」(通称ドンペリ)のロゼで、「ピンクのドンペリ」の略です。
浜田省吾の『MONEY』の歌詞にて、金持ちの飲み物の象徴としてドン・ペリニヨンが登場します。
♪ベッドでドン・ペリニヨ~ン♪
また、ランク外では、「いちご大福」、「桜餅」、「アポロチョコ」、「ピンクパンサー」、「ピンクグレープフルーツ」、「桜でんぷ」、「ピンク・フロイド」、「ピンクの電話」などが、ありました。
おっと~、この人たちを忘れてはいけませんでした。
「林家ペー・パー子」